長野県イルフ童画館で、山村浩二絵本原画展開催

山村浩二教授の絵本原画展が、長野県岡谷市のイルフ児童館で開催されています。


「山村浩二 絵本原画展 魂のうまれるところ」

会期:2018.1.19日(金) – 3.26(月)
会場:イルフ童画館(〒394-0027 長野県岡谷市中央町2-2-1)

展覧会WEBページ

日本を代表するアニメーション作家であり、これまでに40作を超える絵本作品を発表してきた山村浩二。作品それぞれに変化する、豊かなその表現は、子どもから大人まで幅広く魅了し続けています。

アニメーション原画もすべて手書きというスタイルですが、絵本原画においても、1ページの絵が動きだすようです。

本展では17作品の中から抜粋し、原画を展示いたします。特徴的な目が印象に残る擬人化された表現や、様々な画材によって描き分けられる、緻密で可愛らしく、怪しい雰囲気も持つヤマムラワールドを存分にお楽しみください。

「アニメーション」の語源になった「アニマ」はラテン語で魂のことで、生命のない動かないものに命を与えて動かすことを意味します。山村浩二が吹き込むアニマを感じてみてください。

会期中近隣の映画館、スカラ座にて山村浩二アニメーション作品「右目と左目でみる夢」の上映会も行います。合わせてお楽しみください。


 

 

タイ・シラパコーン大学でのワークショップ及び学生作品相互上映会

日本アニメ界の第一線で活躍するアニメーターをタイに派遣し、現地の若者たちにアニメーション表現の基礎を教える実践的作画ワークショップ『アニメーションブートキャンプ2017 ASEAN』をタイ・バンコクのシラパコーン大学にて開催しました(プロデューサー:岡本美津子教授、ディレクター:布山タルト教授)。

同ワークショップは日本が強みを持つアニメーション・映画分野の文化交流・協力を目的とした文化庁事業の一環として行われたもので、本学大学院映像研究科が企画運営の一部を受託しています。このワークショップに、本学アニメーション専攻の学生等6名がチューターとして参加し、タイの学生たちとアニメーション制作を通じて交流を深めました。

ワークショップ後には、シラパコーン大学の学生たちと相互上映会を行い、派遣生たちは全員、英語によるプレゼンテーションで自作について語り、質問に答えました。日本とタイ、双方のアニメーションに対する考え方の共通点や違いについて理解を深める貴重な機会となりました。


期間 2017年12月1日(金)~ 4日(月)
場所 シラパコーン大学(タイ)
交流相手校 シラパコーン大学
ワークショップ講師 押山清高(アニメーター)、りょーちも(アニメーター)、山田桃子(アニメーター/株式会社手塚プロダクション)
講師補佐 Nuchanart Rungtrakool(アニメーター/株式会社プロダクション・アイジー)
ワークショップディレクター 竹内孝次(アニメーションプロデューサー)、布山タルト(アニメーション専攻教授)
プロジェクトプロデューサー 岡本美津子(アニメーション専攻教授)
プロジェクトマネージャー 江口麻子(映像研究科特任助教)
受講者 本学アニメーション専攻学生等6名、シラパコーン大学20名、モンクット王工科大学トンブリー校3名、同大学ラートクラバン校2名