第37回講座 11月12日(土) |
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演 題:パルン学派?エストニアに学ぶ作家たち 講 師:有持旭、山村浩二
開催時間:午後4時30分〜午後6時
開場時間:午後4時00分〜 会 場:東京藝術大学大学院映像研究科 馬車道校舎 大視聴覚室 事前予約制、先着90名、ただし新型コロナウィルスの状況によって収容人数を変更する場合がございます。 上映作品
監督
ミヒャエル・フライ / Michael Frei チューリッヒを拠点とする一風変わったプロジェクトのための制作会社Playablesの共同設立者であるミヒャエル・フライ。フライの作品は、世界中で数々の賞を受賞している。2014年アニメーション・アーティスト・イン・レジデンス東京に招聘される。 インタラクティブ・プロジェクト「Plug & Play」はインディペンデント・ゲーム・フェスティバルのヌオーヴォ賞にノミネートされ、東京ゲームショウ2015では観客賞とともに最優秀芸術賞を受賞。 最新のマルチメディア・プロジェクト「KIDS」は集団の心理をテーマとしている。
作品
「プラグ&プレイ」 PLUG & PLAY 頭の代わりにコンセントの頭部をしたヒト型の生物。挙げられた指の言いなりにはならず、自分たちの意のままに悪さをするようになる。しかしその指たちもなんだかふざけている。これは愛なのか?
監督
ニヘイサリナ / Sarina Nihei ニヘイサリナは日本のアニメーション作家。エストニアアニメーションに取り憑かれ多摩美術大学在学中にアニメーション制作を始める。2014年にロンドンのRoyal College of Artでアニメーションの修士課程を修了。修了制作の”Small People with Hats"はオタワアニメーション国際映画祭でのグランプリを含め海外の映画祭などで賞を受賞。手描きの手法で時にシュールで暴力的なミュージックビデオや短編作品を手掛ける。
作品
「ポルカドットボーイ」 少年は物心ついた時から両腕の水玉模様の病気に肉体的にも精神的にも苦しんでいる。ある日、その病気とあるカルト集団の関係を知る。
監督
中澤ふくみ / Fukumi Nakazawa 1996年高知県出身。2019年京都造形芸術大学(現京都芸術大学)、美術工芸学科油画コースを卒業。現在エストニア芸術アカデミーでアニメーションを学ぶ。
作品
「変形して奇形する」 人以外のものの消費を必要としない世界で、自分自身の体を変形させて、自分の体を使って生活する人々
監督
ナタ・メトルーク / Nata Metlukh サンフランシスコを拠点とするウクライナ系アメリカ人のアニメーション作家。デジタルを使った手書きアニメーションで、大胆なビジュアルとキャラクター主導の作品を創作する。ストーリーは不条理を基本としていて、ありきたりのものに違和感を覚えさせる。メトルークの作品は主だったアニメーション映画祭で評価され、受賞もしている。
作品
「レギュラー」 Regular 物語はフォントたちが主役のグラフィックデザインの世界で起きる。それぞれに違う特性を持っていて、たとえば、「ボールド」はなんでも太くするし、「イタリック」は物を傾け、「モノスペース」は幅を均一にする。彼らが力を合わせて庭を造ると、直ちに言葉遊びの魔法使いボクサーが5人やってきて出来上がりをチェックする。やがて全ては余白の嵐によって流されてしまうが、そこへ「レギュラー」がやってきて庭を直してくれる。
監督
レオニード・シュメルコフ / Leonid Shmelkov 1982年モスクワ生まれ。2000-2005年、国立モスクワ印刷大学で挿絵を学ぶ。2009年、学校とスタジオを兼ね備えたSHARのアニメーション監督領域を卒業。監督作品『My Own Personal Moose』は2015年ロシア・ニカ賞、2014年ベルリン国際映画祭などで受賞しているほか、シュメルコフの作品は20以上の国際映画祭から賞を授与されている。現在は監督・脚本家・アーティスト・アニメーター・教師として活動しながら、児童書の挿絵も描いている。
作品
「キュウリ」 Cucumbers サイモンは人気のフォトグラファー。しかし、何かが彼のなかに入り込み、人生とキャリアを狂わせてしまった。今や目に映るものはすべてキュウリにしか見えない。以前のような暮らしはできなくなり、問題を解決しようと試みるが… 第37回講座 予約フォーム 申し込みの受付は締め切りました。 またの機会にお待ちしております。 事前予約期間: 10月18日(火)10:00 〜 11月10日(木)18:00
注)予告なく演題、上映作品、講師を変更する場合がございます。ご了承ください。 |