開催概要

我々の同時代にどのようなアニメーション作家が、どのような意識で作品を制作しているのでしょうか。短編アニメーションは常にアニメーション映像の可能性の最先端を走っています。 しかし、実際に製作者や観客の興味の増幅ほど、短編アニメーションを見て知る機会は増えてはいません。まずその基礎知識を共有して、コンテンポラリーアニメーションの見取り図を描くことがこの公開講座の目標です。 東京藝術大学大学院映像研究科では、世界的に「いま」を象徴する作家の作品の鑑賞を中心に、講義を公開で行います。

2009年7月に始まった公開講座「コンテンポラリーアニメーション入門」は、

今年韓国アニメーションを通じ韓国の歴史と社会、そして注目の韓国現代作家を展望します。

イベント名

東京藝術大学大学院映像研究科 公開講座

コンテンポラリーアニメーション入門

〜現代短編アニメーションの見取り図〜 2021

開催日時

35回講座

演  題 :アニメーションで見る韓国社会

講  師 :チェ・ユジン、山村浩二

日  時 :124日(土) 午後4時〜午後6時

開場時間 :午後3時30分〜

上映作品 :「修羅」 チョン・ヘジ、2020

「マスコット」 キム・リハ、2019

「土曜日の多世帯住宅」 チョン・スンベ、2018

「父の部屋」 チャン・ナリ、2016

「虎と牛」 キム・スンヒ、2019

「祭祀(チェサ)」 ソン・ギョンウォン、2019

▶ イベント・お申し込みの詳細  終了いたしました


36回講座

演  題 : 現代韓国アニメーションの作家たち

講  師 : チェ・ユジン、山村浩二

日  時 : 125日(日) 午後4時〜午後6時

開場時間 : 午後3時30分〜

上映作品 :「恋愛ごっこ」 チョン・ユミ、2012

「幽霊たち」 パク・ジヨン、2019

「鹿の花」 キム・ガンミン、2015

「アフタヌーンクラス」 オ・ソロ、2015

「隕石が落ちたらいいな」 イ・サンファ、2020

「愛は夢と現実の交差路で」 チェ・ヒスン、2019

▶ イベント・お申し込みの詳細  終了いたしました

会場

東京藝術大学大学院映像研究科 馬車道校舎 大視聴覚室

(みなとみらい線「馬車道駅」5・7番出口を出てすぐ)

〒231-0005 神奈川県横浜市中区本町4-44

参加費
参加無料/事前予約制

各講座のページからオンライン参加もしくは会場参加の事前予約をお願いします。

(会場参加は先着45名まで、ただし新型コロナウィルスの状況によって収容人数を変更する場合がございます)

事前予約期間:
11月8日(月)10:00 〜 12月2日(木)18:00

※上映作品の都合上、オンライン配信は日本国内限定での配信となります。

日本国外からアクセスできませんのでご了承ください。

※終了時刻は予定になります。講座により短縮や延長することもあります。

クレジット

主催:東京藝術大学大学院映像研究科、横浜市文化観光局 

企画・講師:

山村浩二  Koji YAMAMURA

東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授

「頭山」(2002年) が第75回アカデミー賞にノミネート、アヌシー、ザグレプ他6つのグランプリを受賞、「今世紀100年の100作品」の1本に選出される。「カフカ 田舎医者」 (2007年) がオタワ他7つのグランプリを受賞、アニメーション作品の受賞は100を超える。世界4大アニメーション映画祭すべてでグランプリを受賞した唯一の監督。2021年、過去25年間の優れた世界の短編監督25人のトップ2に選出。川喜多賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞、紫綬褒章受章。米国アカデミー賞(映画芸術科学アカデミー)会員、国際アニメーションフィルム協会理事、日本アニメーション協会副会長。

講師:

チェ・ユジン  CHOI Yujin

インディアニフェスト・フェスティバルディレクター/
KIAFAゼネラルマネージャー

大学で歴史学の学士号を取得後、2007年にカルチュラル・スタディーズ分野で経営学の修士号を取得した。プロとして、いくつかの映画祭の委員会メンバーとして招かれ、定期的に記事やレポートを書いている。2007年からは韓国インディペンデント・アニメーション映画製作者協会のゼネラルマネージャーを務め、2017年からはインディアニフェストのフェスティバル・ディレクターを務めている。2010年からは韓国のインディペンデント・アニメーションを配給しており、プロジェクト名は「アニシード(AniSEED)」。