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開催概要

企画・モデレーター 岡本美津子 東京藝術大学 大学院映像研究科 教授

先人たちの才能と努力によって花開いた日本のアニメーション。現在は、その文化を、自覚的、確信的に将来にわたって発展させていくべき時期を迎えています。それには、作家・監督のみならず、コンテンツ企画や事業スキームを設計するプロデューサーの役割がたいへん重要です。  メディアミックスや国際共同制作などグローバルな展開を見せるアニメーション界にあって、コンテンツ制作ひいては、日本のアニメーション界に対してどういうビジョンを描き、どういう事業を展開し、どういう人材を育成していくか、まさに今に生きるプロデューサーたちが取り組まなければいけない問題だと考えます。
東京藝術大学大学院映像研究科では、このような趣旨にのっとり、2009年より第一線で活躍するプロデューサーたちをお招きし、公開講座を行っています。これまでに内外の24名のプロデューサー、ディレクターの方々がご登壇され、それぞれのプロデュースセオリーを論じていただきました。  2012-2013年度もますます多彩な講師陣が登場します。特に今年度は、副題を「アニメーションの仕掛人たち」として、アニメーション界に対して、自らユニークなトライアルを行っている方々をお迎えすることにしました。  この公開講座が、現役プロデューサーおよびプロデューサー志望者、そしてコンテンツリーダーたちに明日へのビジョンを与えるものになれればと思っています。


<岡本美津子プロフィール>

NHKプロデューサーとしてデジタルアート作品の公募番組「デジタル・スタジアム」や、データ放送、インターネット、携帯コンテンツの開発などを行う。2007年から同大学院にて企画プロデュースの研究、教育を行う。2010年4月からNHK Eテレで毎週月〜金放送中の「2355」「0655」のプロデュースも手掛けている。

イベント名

東京藝術大学大学院映像研究科 公開講座 馬車道エッジズ

現代映像プロデュース論 2012-2013

〜アニメーションの仕掛人たち〜

開催日時

【第1回】

「文化と場所の融合~マチ★アソビの場合」
講師:近藤光((株)ufotable 代表取締役社長)
日時:2013年1月18日(金)19:00〜21:00(18:30開場予定)
[内容詳細]


【第2回】

「オーディエンスを教育する〜CGアニカップ」
講師:かまだゆたか(NPO法人ProjectDoGA 代表)
日時:2013年2月10日(日)14:00〜17:45(13:30開場予定)
[内容詳細]


【第3回】

「オンリーワン’のプロダクションを創る~ボンズの挑戦」
講師:南雅彦((株)ボンズ 代表取締役社長)
日時:2013年2月19日(火)18:30〜20:00(18:00開場予定)
[内容詳細]


【第4回】

「アニメーションとメディアの新しい関係~ニコニコ動画の生み出したもの」
講師:片岡義朗((株)ドワンゴ 執行役員)
2013年2月26日(火)18:30〜20:00(18:00開場予定)
[内容詳細]


【第5回】

「アニメ!アニメ!」編集長による、現代日本のアニメの俯瞰図
講師:数土直志(「アニメ!アニメ!」 編集長)
2013年3月2日(土)16:00〜17:30(15:30開場予定)
[内容詳細]

会場

東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎
(みなとみらい線「馬車道駅」5、7番出口を出てすぐ)
〒231-0005 神奈川県横浜市中区本町4-44

[アクセス]

入場料

受講料:無料(事前予約不要)

クレジット

主催:東京藝術大学大学院映像研究科
共催:横浜市文化観光局