第34回講座 3月12日(金) ・ 3月13日(土) |
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第34回講座
第一回 3月12日 (金)
第二回 3月13日 (土)
演題:現代アニメーション10年の動向 講師:山村浩二
開催時間:午後6時〜午後8時
オンライン開催
Vimeoのライブ配信 第一回、第二回とも同じ内容ですが、上映後、講師の山村浩二氏との質疑応答の時間をライブで設けます。
上映作品 「ブラアイ通り11」2013年、9分40秒、ニンケ・ドゥーツ監督 「会話」2015年、6分、アナ・ホルヴァット監督 「卵」2018年、12分、マルティーナ・スカルペッリ監督 「熊の時刻」2019年、14分、アニエス・パトロン監督 「衝動」2019年、6分40秒、ペドロ・カサヴェッキア監督 「ゲニウス・ロキ」2020年、16分、アドリアン・メリゴー監督
監督
ニンケ・ドゥーツ / Nienke Deutz ニンケ・ドゥーツは、オランダのロッテルダムに在住のオランダの監督兼アーティスト。 2010年に、マーストリヒトのアカデミーオブファインアーツで美術の学士号を取得した後、 ベルギーのゲントに移り、KASKの映画アニメーションの修士号を取得。彼女の卒業映画「1,2,3, piano!」 は、フランダース視聴覚基金からワイルドカードを授与され、ヨーロッパ中のフェスティバルや博物館で展示されている。
作品
「ブラアイ通り11」 Bloeistraat 11 仲のいい親友は、子供時代の最後の夏休みを家の周りで楽しんで過ごしている。 夏が進むにつれ、彼女たちの体が変化しはじめ、不器用な振る舞いが、 友情にヒビを入れる。 思春期は彼女たちの絆を断ち切る決心をしているようだ。
監督
アナ・ホルヴァット / Ana Horvat アナ・ホルヴァット(Ana Horvat)、1977年生まれ、ザグレブ美術アカデミーのMiro Vuco教授のもと、2003年に彫刻科を卒業。 クロアチアのビジュアルアーティスト協会とクロアチアの独立系アーティストコミュニティのメンバー。 彼女の作品は、多数のグループ展や個展で展示されており、 彫刻、インスタレーション、ビデオ、写真などが含まれる。 2005年からアニメーションの仕事をしており、「会話」(2015)や「LITTLE RED RIDING HOOD」、 「ONCE MORE」(2012)などの映画を制作している。
作品
「会話」 Conversation エッタは家で単調で疲れる夜を過ごす。 彼女はテレビで自分の世界に対する見方を変える物語を目にする。
監督
マルティーナ・スカルペッリ / Martina Scarpelli マルティーナ・スカルペッリ(1988年生まれ)は、ミラノの「ブレラ美術アカデミー」で美術学士号を取得、 イタリアの映画製作者兼プロデューサーであり、「イタリア国立映画実験センター」のアニメーション学士号を取得した、イタリアの映画製作者兼プロデューサー。 デンマークのビボーを拠点にしている「ASF-国境なき医師団」、「Anidox」、「オープンワークショップレジデンシー」の卒業生で、 同じくビボー拠点の芸術家集団「プラスチック」の役員。『卵』は、150の映画祭に選ばれ、アヌシーのデビュークリスタル賞、ライプチヒの金の鳩、 AFI映画祭の審査員特別賞、セザール賞のショートリスなど、45の賞を受賞。現在は初の長編オペラアニメーション『サイコマキア(Psychomachia)』を製作中。
作品
「卵 」 EGG 女性は卵を持って家に閉じ込められており、その卵に惹かれ、怖がっている。 彼女は卵を食べ、悔い改める。 彼女はそれを殺す。 彼女は卵を空腹で死なせる。この作品は、監督自身の人生の小さくも重要な瞬間に基づいた詩的な短編映画。 それは恥、敗北、そして勝利の瞬間を描いている。
監督
アニエス・パトロン / Agnès Patron アニエス・パトロンは、パリ国立高等装飾美術学校卒業後、「LA VALSE DU PENDU」と「LA VEUVE CAILLOU」 (クレルモン=フェラン、アヌシー、ドレスデン他入選)の2本のアニメーションを監督。フローランス・ミアイユの長編「LA TRAVERSÉE」 のアニメーション予告編とネイディーン・バスのドキュメンタリー「D’ORIGINE ALLEMANDE」のアニメーションパートを担当。その後、 アニマトゥ、ナショナルアニメーション映画祭でグランプリ、広島で審査員特別賞など多くの受賞をした「チューリエン、烏の物語」をセリス・ロペスと共同監督。 このスタッフで「そして熊の時間」をフランスCiclicで制作。
作品
「熊の時刻」 その夜、家は燃えるだろう。 男と女は震える。 野生のクマのように、灰の上で一人で踊る子供たちの大群が集まり、吠える。 彼ら全員を眠りから目覚めさせるのにたった一回の叫びが必要だ!
監督
ペドロ・カサヴェッキア / Pedro CASAVECCHIA ペドロ・カサヴェッキアは、ロンドンを拠点とするアルゼンチンのディレクター兼VFXアーティスト。 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『アリータ: バトル・エンジェル』、『マイティ・ソー バトルロイヤル』、 『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、『ワンダーウーマン 1984』、 『キングスマン: ファースト・エージェント』、『メリー・ポピンズ リターンズ』などの映画の照明、モデリングなど担当。 VFX業界での10年以上の経験は、CGIの世界への情熱を吹き込み、それは彼の個人的および商業的な仕事に反映されている。 長年にわたり、Double Negativeやフレームストアなど、世界で最も有名なVFXパワーハウスのいくつかと協力してきた。 短編『ドライブ』は、クレルモンフェラン国際短編映画祭の最優秀短編賞、アヌシー映画祭の特別審査員賞、他いくつかの賞を受賞。 この映画は、世界の50以上の映画祭で上映され、アメリカ「バラエティ」誌などのにレビューされた。
作品
「衝動」 Pulsión / Drive 子供の頃に培った暗い感情は、母親が亡くなった後、暴力として爆発する。この作品は、虐待と機能不全の家族環境のテーマを探求する。
監督
アドリアン・メリゴー / Adrien Merigeau アドリアン・メリゴーは、2001年から2004年までフランスのアニメーション映画学校EMCAでアニメーションを学んだ後、 トム・ムーア監督のオスカーノミネート長編映画『ブレンダンとケルズの秘密』(2009年)の背景美術のスーパーバイザーとしてアイルランドのカートゥーンサルーンで働く。 その後、最初の短編『Old Fangs』(2010年)を監督。トム・ムーア監督によるカートゥーンサルーンの二度目のオスカーノミネート映画『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』(2014年) の美術監督を務めた。2015年にフランスに戻り、2019年10月に完成した2作目の短編映画『ゲニウス・ロキ』でカザックプロダクションと共同制作を始める。
作品
「ゲニウス・ロキ」 Genius Loci 孤独な若者レーヌはある夜、都会の大混乱のなかに、動く何かを見出す。生き生きとした案内人のような何かを。 注)予告なく演題、上映作品、講師を変更する場合がございます。ご了承ください。 |