現代日本を代表する文化とさえ評価されるアニメーション。その将来像を描くには、作家・監督のみならず、プロデューサーの役割が重要です。新しい構造やコンテンツを開拓する“コンテンツプロデューサー待望論”が高まっています。公開講座「現代映像プロデュース論」では、世界的なポジションを狙う、旬のクリエイティブリーダーやエグゼクティブプロデューサー等を招き、最もホットな人の、最もホットなビジョンを語っていただきます。世界進出の成功談/苦労談あり、日本アニメーションの制作や流通の構造的改革への提言あり、作家・監督とのチームワークあり…。現役プロデューサーおよびプロデューサー志望者、そしてコンテンツリーダーのみならず、映像に関心がある全ての人が、明日へのビジョンを描ける講座となることをめざしています。さらに将来的には、新しい人材やコンテンツ等を生む基盤としての“アニメーションのプロデューサーズ・アソシエイツ”へ発展させたいという願いを持っています。
2005年に、学部を持たない独立大学院として、映画専攻が発足、2006年メディア映像専攻設立、そして2008年にアニメーション専攻が設立されました。アニメーション専攻では、革新的なアニメーション表現や新たな教育・研究や事業スキームの創造をめざし、「つくる」ことを主体としたカリキュラムにより、次世代のリーダーの育成に努めています。
メディア、マーケティング、エンターテインメント、アドバタイジング。コミュニケーションの全領域でこれまでにない創造的なリーダーシップが求められています。2006年秋、ベルリン市内にエグゼクティブMBAの大学院「ベルリンスクール・オブ・クリエイティブ・リーダーシップ」が創設されました。クリエイティブリーダーを作る教育とはどうあればよいのか。これまでのMBAにはなかった講師陣・カリキュラムで「クリエイティブ・リーダーシップ」を体系的に教える挑戦が始まっているのです。その大学院の第一期卒業生であり、現在中堅広告会社のリーダーである中山氏が、世界の創造性を再構築するリーダーシップについて語ります。リーダーとして、多様性を持つ人間たちのチームを組み、環境を整備し、方法を精緻化し、情熱を共有化し、質の高いクリエイティブを作っていく。その技術と情熱を数々の事例などを交えながら余すところなく語ります。
中山幸雄氏 プロフィール 1978年電通に入社、クリエイティブ・ディレクターとして活躍、2005年株式会社フロンテッジ出向、同社在籍中である2006年からベルリンスクール・オブ・クリエイティブ・リーダーシップに入学。MBAを最優秀成績で取得。同社の執行役員として斬新な広告映像表現を追求している。ADC賞やニューヨークフェスティバル・グランプリ(ベスト・キャンペーン)など数々の受賞や国際審査員、講演など多数。
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