来世 ユニコーンの首筋後ろのホクロになりたいWanna be reborn as a mole on the back of the unicorn's neck
劉 禹辰LIU Yuchen
THE PARADISEの解散ライブ前日、お互いに面識のない３人のファンがエレベーターに閉じ込められる。救援を待ちながら彼女たちの推しであるユニコーンのエピソードを語り合っていたが、なぜか空気はピリピリ。その時、スマホの通知音が鳴る。
It's the day before the last performance by THE PARADISE. Three fans who have never met get trapped in an elevator. They talk about their favorite band member, Unicorn, while they wait to be rescued. For some reason, the air is tense. Then, a notification goes off on their phones.
制作秘話
この作品を作りたいと思ったきっかけ
「ユニコーン」、いわゆる「推し」に対しての感情をテーマにしたコメディが作りたい。
家族とか愛情など全生物が共感できるものではなくて、すごく奇妙な感情であり、おもしろいなぁと思ってテーマにしました。共感できない方もバカバカしい笑い話という扱い方でも成立できる。
また、「ユニコーン」は世間によく知られているけど誰も会ったことない幻の存在、幸せの象徴である。作中に出るユニコーンは人の名前だけではなく、メタファーとして理解してくれればありがたい。
苦労したこと
最初は恥ずかしさを感じて、このようなテーマはよく「若い女の子の思春期はなしだよね」として理解する人は多かった。すごく抵抗感があった一方、今までも進行し続けているものに対して、結論がなかなか出せない。自分の裏面に向き合うのに結構時間がかかりました。
表現上で苦労したことは、どこから始まるのか分からないこと。
今までと違ったところと挑戦
最初は今までの自分を破りたいからだ。自分とは「真逆」な方向で行きたい、技法もテーマも語り方も。あとは初めてちょっと尺長めの作品を作ってみました。
次の目標は？
魔法使いになりたい。