トークと上映【-「 ANIMATION × 映像世紀」開拓者は走り続ける- 】
日時:2012 年12 月15日( 土) 15:00 ~ 18:00
受付: 14:00 〜
会場:東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎
事前申込不要 入場無料 定員 当日先着8 0 名まで
当日1 4 : 0 0 より受付にて整理券を配布致します。
途中1 5 分休憩をはさみます。
会場が満席の場合、1階ロビーにて講座の映像中継をご覧頂ける予定です。
*映像作品は予告なく変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
第2回目となる今回は、講師に図案科(現デザイン科)出身である島村達雄氏をお迎えする。
卒業後グラフィックデザイン全盛の時代にさらに新しいステージとして映像業界を選んだ島村氏は デザインと映像の融合を目指し、その表現自体の開発と共にモーションコントロール撮影システムの 開発や、才能育成、スタジオや組織を「創造」しながら、70年代以降つねに時代の最前線をつき進んできた プロフェッショナル映像集団「白組」の代表者でもある。
一方で作品「幻影都市」(草月アニメーションフェスティバル受賞)はじめ、現在にいたるまで 映像作家として意欲的に作品制作を続け、さらには映画「ALWAYS三丁目の夕日」等で プロデューサーとしての側面も見せる島村氏に、制作エピソードや、映像とアニメーションに対する独自の 視点などについてお話をうかがう。
1933年東京生まれ。
東京藝術大学卒業後、東映動画、学研、を経て、74年白組を創立。
アニメーター、CM演出、映像作家、特撮監督、プロデューサー、大学教授。
脚本監督作品=短編アニメ「幻影都市」「花鳥風月」「河童」大型展示映像「大阪万博ワコールリッカーミシン館」(70)「つくば万博日本IBM館」(85)「横浜みなと未来博東京ガス館」(87)「富山県立山博物館新立山曼荼羅絵図」(93)、特撮監督作品=「ハウス」(77)「時をかける少女」(83)。CMの演出、アニメ担当作品は約1200本。
山崎貴監督など才能を育成、株式会社白組代表取締役社長。
1962年東京生まれ。本専攻教授。1998年I.TOON設立、同代表。クレイを中心にあらゆる技法を駆使し、ジャンルを横断して幅広く活動するアニメーションディレクター。ミスタードーナツ「ポン・デ・ライオン」CM、平井堅「キミはともだち」MV、松竹110周年記念「ノラビッツ・ミニッツ」、アニメ撮影ソフト「CLAY TOWN」プロデュース、他多数に携わる。2011年には独立ネオクラフトアニメーション映画「HARBOR TALE」を制作、ZLIN FILM FESTIVALアニメーション部門最優秀賞、観客賞他受賞。代表作 NHK Eテレ プチプチ・アニメ「ニャッキ!」は今年18周年を迎えた。日本アニメーション協会常任理事。大阪芸術大学キャラクター造形学科客員教授。
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻は2008年開設された新しい教育機関です。
本講座では現在隆盛を誇る映像芸術や産業の礎を築いた特筆すべき 才能のうち映像研究科以前の本学出身者のアートワークと業績を紹介し、
未来を創造する在校生との 接点を再確認する事でアニメーションを含めた映像芸術の総合大系と伝統を見いだす試みを模索します。