イベント

[東京会場]

吉浦康裕×岡本美津子杉井ギサブロー×イラン・グェン
修了生&藝大アニメーション教授陣によるゼミトークAC部×GEIDAI ANIMATION 05GO

[横浜会場]

片渕須直 meets 05GO映像作家としてのたむらしげるをつくりあげるもの

東京会場

3月15日(土)21:40~

AC部はどのように結成され、どのように活動し、どこへ向かって行くのか?安達亨氏、板倉俊介氏のお二人をお招きし、一度観たら忘れられない強烈なアニメーションでMV業界の中でもとくに奇才を放つAC部作品に修了生が迫る!MVスクリーン上映や、紙芝居ライブなど盛りだくさんの90分!


AC部

1999年頃に結成されたCGアニメーション制作チーム「AC部」は、多摩美術大学在学時に制作した『ユーロボーイズ』がNHKデジタルスタジアム年間グランプリを受賞したのをきっかけに本格的に活動を開始した。暑苦しいリアルなイラストレーションをベースとする、 濃厚でハイテンションなビジュアルを様々な媒体に植え付け、 人々の固定観念を破壊し、 そして新しい視聴覚体験をもたらすことを目指している。 主な作品に、NHKみんなのうた『哲学するマントヒヒ』、伊武雅刀公式HP、 東京オンリーピック『和卓球』、group_inou MV『THERAPY』、ETVビットワールド『アホちゃいまんねん!ビットやねん!おもしろ鯖威張流』、Web CM『未来のライターJii!Jii!Jii!』オリジナルショートムービー『海女ゾネス』、高速紙芝居『調味マスター・リョウ』、GIFマンガ『ENJOY YOUR TRIP』など。

event_banner2

3月16日(日)21:40~

商業アニメーションの分野で50年以上制作を続けてきた杉井監督から「作り続けること」に着目し、その中で生まれた独自の演出論やアニメーションのエンターテイメントとしてのあり方をイラン・グェン氏司会のもと伺います。


杉井ギサブロー

1940年8月20日生まれ。1959年 東映動画に入社 アニメの基本を徹底的に学ぶ。「白蛇伝」「少年猿飛佐助」「西遊記」などの作品ではアニメーターとして活動。’61年にアニメ界の第一人者手塚治虫率いる虫プロ創立に参加する。虫プロ時代は、「鉄腕アトム」「悟空の大冒険」「どろろ」などの監督を手掛け、当時としては珍しい大人向けの長篇劇場用アニメーション「千夜一夜物語」「クレオパトラ」の製作にもゲストアニメーターとして加わった。’69年に田代敦巳と共に(株)グループ・タックを設立して長篇映画「ジャックと豆の木」やTVアニメシリーズ「まんが日本昔ばなし」「ナイン」「タッチ」などを監督する。’85年には宮沢賢治の代表作である「銀河鉄道の夜」をアニメ化し毎日映画コンクール大藤賞受賞、各界の話題となった。
’87年 アニメ映画「源氏物語」は日本の古典文学を映像化した作品として各部門で高い評価を受けた。2005年「あらしのよるに」は第30回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞 受賞。2012年劇場用アニメーション「グスコーブドリの伝記」文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞。
また、『砂風』の雅号で日本画家としても絵筆の世界ではほのぼのとした作品を描き続けている。

イラン・グェン

1975年、仏・パリ近郊出身。1992年、日本語専攻で国立東洋言語文化研究所に入学。
1995年より翻訳やアニメーション雑誌の編集に携わり、以後仏語と日本語で執筆。
1999年よりプログラムや通訳でアヌシー、ザグレブ、ブリュッセル、マドリッド、メクネス、東京等の映画祭に協力。
その一環で1999、2001、2003年にパリのフィルムセンター開催の「日本の新しき映像」をプログラム・コーディネート。作り手やスタジオ、テーマ等で特集を組み、ゲストを招いた回顧上映やワークショップで、日本のアニメーション映画を俯瞰的に紹介。
一方、2004、2005年に東京日仏学院にて「日仏アニメーションの出会い」をプログラムし、2006年に同会場で「ポール・グリモー展」のコーディネートを務めた。現在、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻講師。

event_banner2

3月17日(月)-20(木)各日22:40~

第五期生修了作品を作り上げた修了生たちと、その制作を支え続けてきた本専攻教授陣が登壇し、各ゼミごとに制作秘話を語ります!

3/17(月) 山村浩二教授ゼミトーク 1

<参加者>
『Mrs. KABAGOdZILLA ーミセス・カバゴジラー』小谷野萌
『澱みの騒ぎ』小野ハナ
『コップの中の子牛』朱彦潼(シュゲンドウ)

3/18(火) 山村浩二教授ゼミトーク 2

<参加者>
『おでかけ』川上彩穂
『花芽』中野咲
『日々の罪悪』キム・イェオン
『00:08』久保雄太郎

3/19(水) 伊藤有壱教授ゼミトーク

<参加者>
『パモン』当真一茂
『Decorations』宮澤真理
『ひとりぼっちのヒーロー』若井麻奈美

3/20(木) 岡本美津子教授ゼミトーク

<参加者>
『WARRIORS』岡本典子
『なまずは海に還る』岩瀬夏緒里
『だっぴするためにひつようなこと』大城良輔


event_banner2

3月21日(金)21:40~

学生アニメーション、フリーランス、商業作品とフィールドを変えながらアニメーションを作り続けてきた吉浦康裕監督の目に、藝大アニメーションはどのように映るのか?本学教授岡本美津子を聞き手に、吉浦監督の歴史をひも解きつつ、05GOの修了作品を斬る!


吉浦康裕

1980年生まれ。故郷は北海道、育ちは福岡。九州芸術工科大学(現在は九州大学芸術工学部)にて芸術工学を専攻。平成15年3月、同大学卒業。大学時代に自主制作でアニメーション制作を開始し、作品を国内外で発表。
卒業後に個人制作アニメ『ペイル・コクーン』を発表しDVD販売。その後、東京に移住。シリーズWebアニメ『イヴの時間』全6話を制作し、さらにその後『劇場版 イヴの時間』を単館上映で公開。続いて劇場アニメ『サカサマのパテマ』を2013年に全国劇場公開。
現在はアニメ業界にてデザインや脚本の仕事を請けつつも、次回作の短編アニメ『アルモニ』を制作中。

★諸事情によりイベントの内容が変わることがありますが、ご了承ください。
★席に限りがありますので、お早めにご来場ください。


横浜会場

3月7日(金)16:00~17:30(90分)

※イベントは修了しました。

アニメーション監督の片渕須直監督をお招きし、第五期生修了作品を批評、分析して頂きます。商業アニメーションの分野でご活躍されるだけでなく、幅広い視野を持ってアニメーション作品を語ってきた片渕監督の目には、第五期生修了作品はどのように映るのでしょうか?


片渕須直

アニメーション映画監督、脚本家
1960年生。日本大学芸術学部映画学科卒。大学在学中から宮崎駿監督の脚本家を務め、宮崎監督『名探偵ホームズ』脚本、『魔女の宅急便』演出補、大友克洋監督『MEMORIES 大砲の街』技術設計などを経て、監督としてテレビ・シリーズ『名犬ラッシー』『BLACK LAGOON』、短編『この星の上で』『花は咲く(アニメ版)』、長編映画『アリーテ姫』『マイマイ新子と千年の魔法』などを手がける。ゲーム『エースコンバット04 シャッタード・スカイズ』『エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー』にも参加。氷川竜介氏(アニメ評論家)いわく、「人と世界の機微を描く作家」。
現在、次回作の映画『この世界の片隅に』を制作中。

event_banner2

3月8日(土)14:00~15:30(90分)

※イベントは修了しました。

夢のように儚く美しい、たむらしげる作品の世界観はどのようにしてつくられてきたのか? 本学教授の山村浩二を聞き手に、『クジラの跳躍』を始めとする、たむら氏のアニメーション作品の上映と、長年コレクションされている8mmフィルムの中からお勧めの作品を上映!


たむらしげる

1949年、東京に生まれる。桑沢デザイン研究所修了。絵本作家、映像作家、イラストレーター、漫画家。絵本に「ありとすいか」(ポプラ社)「おばけのコンサート」(福音館書店)、「ランスロットとパブロくん」(偕成社)、「よるのさんぽ」(架空社)、「ダーナ」(ほるぷ出版)など。漫画作品集に「結晶星」(青林工藝舎)、「ファンタスマゴリアデイズ」(メディアファクトリー)、「氷河鼠の毛皮」(ふゅーじょんぷろだくと)など。画文集に「水晶山脈」、「象の思い出」(アノニマスタジオ)など。主な受賞作品に、画文集「メタフィジカル・ナイツ」で小学館絵画賞、CD-ROM「Amusement Planet PHANTASMAGORIA」で、AMDアウォード・グランプリ郵政大臣賞、映像作品「銀河の魚」で、毎日映画コンクール 大藤信郎賞、「クジラの跳躍」で、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、などがある。

★諸事情によりイベントの内容が変わることがありますが、ご了承ください。
★席に限りがありますので、お早めにご来場ください。