和田淳 Atsushi Wada
1980年兵庫県生。大阪教育大学、イメージフォーラム付属映像研究所、東京藝術大学大学院で映像を学ぶ。2002年頃から独学でアニメーションを制作しはじめ、「間」と「気持ちいい動き」を大きなテーマに制作を続けている。『わからないブタ』('10)がファントーシュ国際アニメーション映画祭でBest film、文化庁メディア芸術祭で優秀賞等国内外の映画祭で受賞。『春のしくみ』('10)がベネチア映画祭オリゾンティ部門で上映され、『グレートラビット』('12)がベルリン国際映画祭短編部門で銀熊賞を受賞する。テレビシリーズ『レイナレイナ』('09)で共同監督として参加、映画『私は猫ストーカー』('09)、『ゲゲゲの女房』('10)でアニメーションパートを担当する。現在、大阪教育大学、大手前大学非常勤講師、日本アニメーション協会会員。 | しりあがり寿 Kotobuki Shiriagari
1958年静岡市生まれ。1981年多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業後キリンビール株式会社に入社し、パッケージデザイン、広告宣伝等を担当。1985年単行本『エレキな春』で漫画家としてデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴びる。1994年独立後は、幻想的あるいは文学的な作品など次々に発表、マンガ家として独自な活動を続ける一方、近年ではエッセイ、映像、ゲーム、アートなど多方面に創作の幅を広げている。2001年『弥次喜多 in DEEP』(エンターブレイン)にて第5回手塚治虫文化賞「マンガ優秀賞」を受賞。2012年『あの日からのマンガ』(エンターブレイン)にて第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。 |