制作秘話BEHIND THE SCENES
Lost, Winter, Peking
北京の冬。数年前に起こったこと、百年前に起こったこと、すべてはフィルムのようにちらつき、形を思い出すことはできない。私は記憶のなかで、私は時代のなかで、ただ「家」という名前の場所を見つけたい。
Things that happened in Beijing a few winters ago, things that happened a century ago—they all flicker like film, their shapes impossible to recall. Within my memory, within the flow of time, I only want to find a place called home.
1999年、中国の重慶市生まれ。中国伝媒大学アニメーション学科卒業。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。様々な素材による切り紙アニメーションを中心に制作活動を行っている。
Born in 1999 in Chongqing, China. Graduated from the Animation Department at Communication University of China and completed a master’s in Animation at the Graduate School of Film and New Media, Tokyo University of the Arts. Creative practice focuses on cut-out animation using a variety of materials.
制作秘話
この作品を作りたいと思ったきっかけ
私は、人生の一つ一つの段階に「締め」を作ることが好きです。 北京で過ごした6年間の生活は、私の人生に多くの思考や問いを与えてくれました。 物語の中で主人公が自転車を故宮に置いていくように、私自身も北京での6年間の自分、考え、感情をこの作品の中に置いてきたいと思い、この作品を制作しました。
苦労したこと
コマ撮りや2Dの制作形式にとらわれず、時間や空間、視点の広がりを表現したいと考えました。 そのため、多くのカットで道具やセット、背景を一から作り直す必要があり、細部へのこだわりには非常に苦労しました。
今までと違ったところと挑戦
これまでの作品とは異なり、自分の生活から遠く離れた、実際に歴史上存在した人物を描くことに挑戦しました。 より歴史に近づくため、かつて満洲国であった長春を実際に訪れ、資料や風景を取材しました。 自分の中にある人物像を、少しでもリアルな形で観客に届けたいと考えています。
次の目標は?
初心忘るべからず、これからも自分が本当に作りたいと思うものに、チャンスと勇気を持って挑戦し続けたいです。
最後に一言
自分自身に「お疲れ様でした」と言ってあげたいです。

