コンテンポラリーアニメーション入門 — 東京藝術大学大学院 映像研究科 公開講座「馬車道エッジズ」
第1回講座 2009年7月18日(申込受付:6月20日から7月11日)開演:午後6時から午後7時30分(約90分)受付:午後5時から
フィル・ムロイ/ Phill Mulloy1948年イギリス、リヴァプール近郊のウォラシー生まれ。イギリス王立芸術大学(RCA)で絵画を学んだ後、一時期アニメーション制作を行うも、実写映画の世界へ。1980年代にはテレビ番組のディレクターや脚本家としての仕事に携わり、1989年、アニメーション制作を再開。ガイコツのようなキャラクターとシンプルなアニメーション技術を用い、人間・社会・宗教の本質を抉るような諷刺性の強い作品を制作しつづけている。「カウボーイズ」「十戒」「イントレランス」などシリーズものが多いのも特徴的で、2006年には初の長編『ザ・クリスティーズ』を制作。一人のキャラクターにつき数枚の作画枚数とコンピュータ合成の声を用いた限りなくミニマルな会話劇で、オタワ国際アニメーションフェスティバルでグランプリを受賞するなど国際的に高い評価を得ている。妻はアニメーション作家のヴェラ・ノイバウアー、ダニエルとルーシーの二人の子供も映画作家として活躍中。
主なフィルモグラフィー 1989 『台風の目』
1991〜「カウボーイズ」シリーズ
1991 『所有』
1992 『ディン・ドン』
1993〜「十戒」シリーズ
1993〜「笑う月」シリーズ
1993〜「世界の歴史」シリーズ
1996 『変革の風』
1998 『椅子の性生活』
1998 『鎖』
2000 『イントレランス』
2001 『イントレランスII』
2004 『イントレランスIII』
2006 『ザ・クリスティーズ』(長編)
講師:山村浩二(アニメーション作家、東京藝術大学大学院教授)
1964年生まれ。東京造形大学絵画科卒業。多彩な技法で短編アニメーションを制作。『頭山』がアニメーション映画祭の最高峰、アヌシー、ザグレブ、広島をはじめ6つのグランプリを受賞、第75回アカデミー賞にノミネートされる。また『カフカ田舎医者』がオタワ、シュトゥットガルトほか7つのグランプリ受賞。国際的な受賞は60を越える。世界各地で回顧上映、審査員、講演多数。
聴講:無料 事前申込制先着80名まで。
申込・お問い合わせ:東京藝術大学大学院映像研究科 アニメーション専攻
問い合わせメールアドレス:ca2009☆animation.geidai.ac.jp
主催:東京藝術大学大学院映像研究科 共催:横浜市開港150周年・創造都市事業本部 協力:アニメーションズ 馬車道エッジズPRODUCE 現代映像プロデュース論
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